(VDT症候群)を専門的に解説

スマホ・パソコンを長時間見続けると、以下のような問題が起こります👇



📌 1. 眼精疲労(ピント調節筋の疲れ)

➤ 毛様体筋(ピントを合わせる筋肉)が常に収縮

近くを見るときは毛様体筋がずっと緊張します。

その結果…
• 目の奥の痛み
• かすみ
• ピントが合うまで時間がかかる
• ぼやける

という「眼精疲労」が発生します。



📌 2. 視力低下(調節緊張)

長時間の画面作業で
毛様体筋が固まり、

✔ ピントが遠くに切り替わらない

✔ 一時的な近視化(仮性近視)

が起こることがあります。

子どもに多い症状ですが、大人にも普通に出ます。



📌 3. ドライアイ(涙の質と量の低下)

画面を見るとまばたきが減ります。

通常:1分間に 15〜20回
スマホ集中時:5回以下 になることも。

その結果…
• 角膜が乾燥
• 目がヒリヒリ
• 充血
• 視界がにじむ

などのドライアイ症状を引き起こします。

特にブルーライトは
• 涙が蒸発しやすくなる
• 目の炎症(軽度の表層角膜炎)

を悪化させます。



📌 4. ブルーライトの影響

ブルーライトは、

✔ 眼精疲労を増悪

✔ 交感神経を刺激 → 睡眠の質を低下

✔ ピント調節筋の負担増

この3つに影響します。

そのため
目の疲れ+不眠+肩こり
がセットで起こりやすくなります。



📌 5. VDT症候群とは?

VDT(ディスプレイ作業)によって起こる症状の総称で、
• 眼精疲労
• ドライアイ
• 頭痛
• 首・肩こり
• イライラ・集中力低下

が含まれます。

ほぼ現代人全員が当てはまる症候群です。



📌 6. 鍼灸で改善が期待できるポイント

鍼灸では以下の機序で改善できます👇

✔ 目の周りの血流改善 → 毛様体筋の疲労回復

✔ 後頭部(風池・天柱)刺激で自律神経調整

✔ 眼輪筋の緊張緩和 → まばたき機能の回復

✔ 肩こり改善により頭部血流が良くなる

結果、
眼精疲労・かすみ・頭痛・ドライアイなどが改善します。

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